【脂質の種類】オメガ3とオメガ6の違い

目次

脂質は、主成分である脂肪酸の系統により、3つに分類されています。

  • オメガ3(n-3)
  • オメガ6(n-6)
  • オメガ9(n-9)

マスコミで、よく取り上げられているのはオメガ3。最近話題のDHAやEPAはオメガ3です。なおガンマリノレン酸によく似た名前のアルファリノレン酸もオメガ3に分類されます。

ギュープレミアムの主成分であるガンマリノレン酸は、オメガ6に分類されます。

オメガ3とオメガ6は、どちらを
たくさん摂るといいのか?

最近の栄養学だと、オメガ3(N3系)の脂肪酸が良くて、オメガ6(N6系)の脂肪酸がダメという風潮が強いです。一般的にも、オメガ6よりもオメガ3の方をたくさん摂る方がいいと思っている方が大半です。ですが、正解は、たくさん摂った方がいいのは、オメガ6の方です。

厚生労働省が栄養摂取基準を5年毎に改めていて、2020年にオメガ3とオメガ6の摂取基準も改定されました。厚生労働省が、オメガ3よりもオメガ6を摂るようにと言っているのです。

<30~49歳の女性の場合の1日の摂取量>

オメガ3:1.6g
オメガ6:8g

わたしたちが、かたくなにオメガ6のガンマリノレン酸を語るのは、体に必要だからです。

なぜ、栄養士がオメガ6よりも
オメガ3を摂ることを勧めるのか?

最近の食生活は、ファーストフードや揚げ物を多く食べてる事が多く、オメガ6の摂りすぎだからです。そのため、栄養士はオメガ3を摂りましょうと言います。

オメガ3がもてはやされるのは、車で言えばブレーキ役で、炎症を抑えるホルモンに繋がっていくからです。

栄養学を学んだ人の中には、「オメガ6は、摂れば摂るほど炎症反応を起こす脂」ということを知っている人もいるでしょう。それは間違いありません。だから、オメガ6をたくさん摂ると炎症反応やアレルギーが出ると言われています。

たとえば、栄養士の勉強で、オメガ3とオメガ6の割合を4:1で摂りなさいという公式を教わります。「4:1の公式は、何を基準にできた公式ですか?」と聞いても、答えられる人はいないと思います。

4:1は、ブレーキとアクセルの
バランスです

単純にブレーキがオメガ3でアクセルがオメガ6と理解すると、オメガ6よりもオメガ3を摂った方がいいと考えてしまうと思います。

しかし、脂肪酸からできるホルモン「プロスタグランジン」のことを理解すると、なぜ、オメガ6であるガンマリノレン酸をたくさん摂った方がいいかがわかるはずです。

プロスタグランジンについて

専門的ですが、ガンマリノレン酸は形が変わると、最終的にはプロスタグランジンE1という
ホルモンに変わります。

アラキドン酸という動物の油はプロスタグランジンE2に変わります。

DHA・EPAの魚の油はプロスタグランジンE3に変わります。

プロスタグランジンE1ブレーキ/アクセル
※ブレーキとアクセルを調節する
植物性脂肪酸
ガンマリノレン酸
オメガ6
プロスタグランジンE2アクセル動物性脂肪酸
オメガ6
プロスタグランジンE3ブレーキ魚の脂肪酸
オメガ3

動物性の脂質酸のアラキドン酸を発端とする代謝物のプロスタグランジンE2は、車でいうとアクセルの働きをします。

お肉ばかり摂って偏っていると、体の中でアクセルだけ働くので、病気として高血圧・脳内出血などになりやすくなります。

魚の脂肪酸DHA・EPAはプロスタグランジンE3です。これはブレーキの働きになります。

魚の油の中に肉の油が入っています。魚の中にアラキドン酸が入っています。

魚の油は、アラキドン酸とDHA・EPAのバランスが優れていますので、お肉を食べるなら魚の方が良いということになります。

アクセルとブレーキのバランスを摂るのは、食事だけでは難しいので、植物から摂れる油を見てほしいのです。プロスタグランジンE1は表向きはブレーキですが、もしアクセルが足りない場合は、プロスタグランジンE2に変化できる便利で優れた油です。

野菜しか摂らないベジタリアンは存在しますが、肉しか摂らないや魚しか摂らないという人はいません。ブレーキにもアクセルにもなる野菜しか摂らないという人がいるのは、納得できると思います。

ブレーキとアクセルのバランスが、4:1であると考えた時、良く知らない人は肉の油と植物の油を一緒にし【4】とし魚を【1】としています。それはおかしい説です。

プロスタグランジンE1について

プロスタグランジンE1は、生体調整ホルモンとも言われ、研究で色々な働きがあることが分かっています。

例えば

  • アトピー性皮膚炎が改善する
  • 女性の生理前のPMSの腹痛等を抑える
  • アルコールの代謝を改善する
  • 血糖値や血圧を下げる
  • コレステロール値を下げる 等

これらが、研究により確認されています。現在は予防や治療にプロスタグランジンE1が使われています。このプロスタグランジンE1には、絶対にガンマリノレン酸が必要です。だから飲むならオメガ3も良いですが、ガンマリノレン酸を摂るとすごく良いので勧めています。

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この記事を書いた人

株式会社アイプラスは、心と体の健康をテーマに2005年6月にスタートしました。
2015年4月8日には、個の発展プログラムの部門を分け、一般社団法人アイアイ・アソシエイツを設立いたしました。
現在では、カラダ・心・魂の健全をヴィジョンに掲げ、マインド・スピリットにアプローチする様々な講座・ワークショップ、カラダの健康に関わる素晴らしい施術・アイテムを提供しています。

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