医療現場におけるガンマリノレン酸の活用例｜人工透析・糖尿病・リウマチ

ガンマリノレン酸は美容だけでなく、医療現場でも活躍しています。なぜなら、ガンマリノレン酸は細胞レベルで改善していけるからです。たとえば、人工透析患者やアトピー性皮膚炎、糖尿病、リウマチの方たちの治療をサポートしてくれます。

人工透析の患者さんのかゆみに

透析病院にガンマリノレン酸を持っていき、人工透析の患者がどうなるか見てきました。透析の方にとって、ガンマリノレン酸は救世主です。

人工透析は、腎臓の機能が低下した方に用いられる治療法です。

腎臓は体の水分の調節と毒素を出す大切なはたらきをしています。健康な体は、腎臓で血液をきれいにし、不要なゴミや老廃物を尿として排泄します。

腎臓機能が低下すると、尿から水分や老廃物がきちんと排泄されず、体内に余分な水分や老廃物が蓄積されてしまいます。そこで、腎臓の機能を人工的に代替するのが人工透析です。

人工透析でつらいのは、かゆみです。

透析装置のダイアライザーで血液を綺麗にしている患者さんは、ろ過装置の中で白血球に傷がつくため、ヒスタミンがたくさん出ます。ヒスタミンが体に戻ってきて全身めぐるので、かゆくてかゆくて大変なのです。

このかゆみの対策として活躍するのが、ガンマリノレン酸です。

毛細血管の中に赤血球、白血球、血小板がある。

ガンマリノレン酸を投与すると、毛細血管の中の白血球のコンディションがよくなり、柔らかくなります。すると白血球から炎症がなくなり、かゆみがでなくなるのです。

皮膚に症状がないのにかゆみが出る掻痒症（そうようしょう）に効果的です。

糖尿病の合併症対策に

糖尿病の方は、赤血球の中に糖が入り込みガチガチに堅くなります。すると、固くなった赤血球は毛細血管に入っていかなくなります。

６０兆個のすべての細胞に栄養と酸素を届けるのが血液の仕事です。ところが、毛細血管に赤血球が入っていかなくなると、血液の働きが機能しなくなってしまいます。

すると、目が見えなくなる。足に血流が行かなくなるといった合併症が起きてしまうのです。

また、腎臓はガチガチの赤血球が入ってくると、100万個のフィルターが詰まってしまい、腎臓の機能が弱っていきます。

糖尿病の患者さんにガンマリノレン酸を投与すると、赤血球が柔らかくなるので、血流が良くなり、足の壊疽（えそ）などが改善され、足を切らなくてよくなったケースがあります。

ガンマリノレン酸で血液のコンディションが良くなり、サラサラになります。

リウマチ患者さんの痛みに

塗るタイプのガンマリノレン酸であるギュープレミアムオイルは　リウマチ患者さんのために作られた商品です。

リウマチは、骨の周りの滑膜細胞で炎症を起こします。水がたまって、ガチガチになります。これは、インターロイキン-6（ IL‐6）の炎症で、リウマチ患者さんは、インターロイキン-6の値が高いです。

リウマチの患部にオイルを塗った結果

ギュープレミアムオイルを、リウマチ患者さんの患部の表面に塗りました。

朝昼晩3回、一か月塗り続けると７名中５名の人の痛みが取れました。インターロイキン-６の値も少なくなっていました。

ガンマリノレン酸は、筋肉の細胞にはたらきかけるので、筋肉が柔らかくなり、ほぐれます。

リハビリや接骨院で

ギュープレミアムオイルは、ほかにもリハビリや接骨院で使われています。

塗るだけで筋肉のこわばりがとれます。ほぐれます。伸びます。

働かせたい筋肉、ほぐしたい筋肉、また脂肪を燃やしたい所に塗ると燃えやすくなります。